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ライカのカタログ [アンティーク]

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今から77年前の1935年、アールデコの時代のものです

ライカはメンテナンスをきちんとすれば何代にもわたって使い続けることができるので、

現代でもカタログに掲載されている機種を手に入れるのはそれほど難しくはありません

銀座や新宿等の中古カメラ店を回ればお気に入りを見つけることが可能でしょう

でも戦前のライカのカタログを手に入れるのは相当困難だと思います

IMGP4667.JPG

こちらを見つけたのは全くの偶然でした

想像したことさえなかったので発見した時はうれしさ以上にとても信じられない思いでした

僕にとってはライカ本体と同じくらい貴重で価値のある存在です

興味の無い人にとっては“ただの古い紙”かもしれません

でもただの紙ではないんです

かつて「ライカ一台、家一軒」と言われカメラが超高額品だった時代の証であり、

憧れのまなざしでカタログをながめていた人の思いが伝わってくる特別な紙なのです

燃えずに捨てられずに77年も残ってくれていたのは本当に奇跡です

たとえ99%の人に価値の無い存在の物であったとしても

大切に残したいと思ってくれる人が1%でもいてくれたらこれからも伝え続けることができる

いつか未来のどこかで僕と同じ思いでいてくれる人の元へきっと届く

そう信じて、その日がくるまでは僕が大切に守っていきます

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bat

こんにちは。

伯父が報道カメラマンだった影響で写真を撮るのが趣味だった亡父がよくライカについて語っていました。中古だったら何とか買ってあげられるかなぁ...とよくオークションを眺めていましたが、門外漢が札びらを切るのを拒むオーラがあって、何よりも懐の心配をさせてしまうのが嫌で、ライカで撮った写真集を贈るのがせいぜいでした。私たち子供らは独立していましたし、退職と同時にローンも完済していましたから、おそらく父も自力で買えないことはなかったでしょうが、年金暮らしの身の丈には合わないと判断したのでしょう...おかげさまで懐かしく色々なことを思い出しました。ありがとうございました。
by bat (2012-07-01 10:04) 

Extar15

bat様

こんばんは、コメントをしていただきありがとうございます。bat様の伯父様は報道カメラマンだったのですね!きっとライカも報道の現場でお使いだったのでしょう。カメラや車の趣味は身内からの影響が大きいと思います。僕がカメラを手にするようになったのも父の影響からでした。

人の手があまりかかっていないもの、いつでも簡単に手に入れられるようなものに“憧れ”を感じることはありません。写真といえばデジタルの世の中でライカからも独自路線の高性能なデジタルカメラが発売されています。でも憧れを感じさせてくれるのはやはり古い昔のフィルムライカです。細々とでもいいからフィルムはこれからも作り続けてほしいです。フィルムさえあればこれからもライカで写真を撮ることができるのですから。
by Extar15 (2012-07-01 20:50) 

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