SSブログ

硝子と銀 [アンティーク]

どちらもありふれた素材かもしれません

でもこのネックレスはありふれた存在ではありません

セットされた硝子は異なる色層の硝子を重ねていく技法(カメオガラス)の一種であるペキンガラス

ベースとなる銀もミル打ち、浮き彫り、透かし細工といった技法をふんだんに使い、

細部まで実に細かい装飾が施された美しいネックレスです

アメリカ、1910~20年代

このネックレスの兄弟たちはデザイン画と共に北大西洋の深い海の底で眠っています

そう、あの有名なタイタニック号です

アメリカで1950年代まで存続していたジュエラーであるオスビー&バートン社

一緒に乗船していた娘は生き延びることができましたが、

創業者はヨーロッパからアメリカへ戻る途中でタイタニック号と運命を共にしました

生き続けていてくれたらきっともっと素敵なジュエリーを残していてくれたことでしょう

僕もこのネックレスを手にして銀(スターリングシルバー)の美しさを再認識いたしました

本日ショップに掲載いたしましたのでぜひ御覧ください(こちらです→)

ob3.JPG
nice!(7)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 7

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。