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8週間を要します [monologue]

採掘されたプラチナ鉱石が精製されてインゴット(地金・のべ棒)になるまでにかかる日数です

ちなみに金は一週間もあれば地金にできます

ストライキの間操業停止に追い込まれたプラチナの採掘が再開しても、

すぐに地金にして出荷できる訳ではないので経済的に大打撃だったはずです

ダイヤモンドや金と違って自然界でプラチナは「塊」では存在せず、

厚さわずか5~30cm程度の細い帯状になって岩石の中に含まれているため、

取り出して選鉱する為にはとにかく大量の鉱石を掘り出すしかありません

しかもそのほとんどはプラチナが含まれていない「ただの岩」です

世界最大の産出量を誇る南アフリカのプラチナ鉱山でも、

1トンの原鉱石から採掘できるプラチナの量は僅か3グラムあまり!

金の場合優良な鉱山だと1トン当たり50~80グラムは採れるので、

プラチナがどれだけ希少であるかがお分かりいただけるかと思います

しかもプラチナはただ希少なだけでなく採掘はもちろん採掘後も非常に手間がかかります

鉱山資源が豊富な南アフリカではプラチナもかつては露天掘りができました

でも21世紀の現代では鉱脈を探して地中深く掘り進むしかありません

1,000mほどの地下から役に立たないただの岩も含めて大量の鉱石を地上に運びます

鉱石は選鉱され、化学処理された後高温の溶鉱炉で熔かします

でも溶鉱炉で「熔かして終わり」ではありません

ここで熔かしても銅とニッケルを分離できただけ

純プラチナにするためにはまだまだ不純物を取り除く必要があります

また副産物である貴重なレアメタルを分離・採取する為にも、

専門の精製工場での長い工程が必要になってくるのです

高温高圧の過酷な環境で頑張ってくれている人がいるからこそプラチナが手に入ります

賃上げの要求が通ったといっても当初の目標額からはほど遠く、

アップしても月給は日本円で僅か四万二千円から六千円ほど

物価の違いもありますがプラチナが生み出す富に比べてあまりに安いです

露天掘りができなくなったとはいえ南アフリカのプラチナはまだまだ豊富で、

現在の生産量の実に100倍以上もの埋蔵量があるといわれています

つまりこのままでもあと100年は採掘できるのです

汗水流して働いている人達に経営側はもう少しリスペクトをする必要があるのではないでしょうか


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