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幸せであるように [monologue]

季節が秋になったせいかな?

会いたい人のことを考えています

もう十何年も前のお話し

新卒で入ってきた可愛い女の子

社会人になってからのはじめての後輩でした

まる顔で目がおっきくてはなが小っちゃくてほっぺがぷくっとしていて、

まるで赤ちゃんをそのまま大人にしたような顔をした可愛い子でした

恋心は不思議な位一切無かったのですがとにかく超が付くほどのお気に入りで、

他の女性社員の人からその子への接し方を「至れり尽くせりだね」と呆れられる始末

外見だけじゃなく人となりや何気ないちょっとしたことまでもう何もかも全てが可愛くて、

一人の女の子をあれほど可愛いと思えたのは後にも先にもこの時だけです

会社に行く毎日が楽しくて楽しくて仕方ありませんでした

でもやがて転勤や会社の組織変更などがあり離れ離れに、

僕も退職することになったのですがちゃんとサヨナラを言う機会がとうとうありませんでした

だからなのかな?

もうずいぶん前の、短い間の関わりでしかなかった人なのに

もしもかなうのなら誰よりも会いたい人

会ってどうするというのもないけれど

幸せであることを見届けたい人

家庭願望の強い子だったから・・・今頃はどこかでママをしていると思う

すっかりママの顔になってしまってすれ違っても直ぐには気が付かないかもしれないけど

秋の街を一人歩くと思ってしまう

奇跡みたいな偶然が起こって

この街で再会できないかな?って

そう、思ってしまう

幸せであるように、心で祈ってる

たとえこれから先も二度ともう会うこともなくて、

言葉で直接届けることができなかったとしても

幸せであるように

心で祈ってる

心から祈ってる


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