黄金のシャツでもさすがに純金(24金)は [monologue]
やわらか過ぎて使えなかったとみえます
それでも強度のことを考えたら18金がベストなのに、
より純度の高い22金をわざわざ使ったところにこの人の金に対する執着を感じます
"想い"ではなく"執着"です
もう、そこからして美しくない
「金を使って他の誰もやったことのない何かをやれないだろうか」と考え、
この黄金シャツの制作を思いついたそうですが、
許されざる悪趣味だから誰も想像などしなかったというだけのこと
金に謝りなさいと言いたくなるくらいの品の無さです
以前にブログで金銀を散りばめたカスタムカーが、
インドの自動車ショーに出展されたことについて記事を書きました
これが金に対するインド的価値観なのかもしれませんが・・・
どうにも理解できないところがあります
インドで金と言えばより純金に近い22金なのかもしれませんね・・・
かつてイギリスでは金製品のホールマークにおいて18金と22金にのみ、
王冠のマークを刻んでいました
このことからも18金と22金は別格の扱いなのだとわかりますが、
それ以外の金は価値は無いのかというとそんなことはないと僕は思っています
アンティークにしか存在しない15金には歴史的価値がありますし、
色あいの出し方ひとつで自分が主役になることはもちろん、
メインを更に美しく引き立てることのできるという9金ならではの魅力もあります
またより傷つき難くなおかつ質感の高さのバランスを考えると14金はとても合理的です
はじめに18金ありきでなく、
自分がいいと心から感じた作品なら18金でなくともまずは試しに着けてみる事をお勧めします
知らなかった新しく豊かな世界がきっと拡がっていきますよ