自由になれる日 [monologue]
人類が宗教から自由になれる日が来るのだろうか?
少なくとも僕が生きている間は無理だと思うけどいつか必ずその日が来てほしい
トルコで大規模な反政府デモが行われていて事態は収拾するどころかより激しさを増している
独裁者呼ばわりされている首相の強権的で傲慢な言動のせいもあると思うけど、
デモに参加している人は宗教と政治が結びつくことを、
もっと言えば個人の自由な生活、生き方に宗教が介入することに対してNoを突きつけているのだと思う
信仰の自由があるのなら信仰しない自由だってあるはず
宗教と政治を分離することのできなかったオスマン帝国から
世俗主義(政教分離)のトルコ共和国となって今年で90年
個人の自由こそが最も大切であると気付いた人々が世俗国家を守ろうとしているのに対し
盲信を止めず個人の自由を制限してでも、
信仰に基づいた政治を行おうとする人々が未だいるところに宗教の怖さがある
死んだ後のことは本当は誰にも分からないのに、
死んだら天国に行けると過剰に期待させたり地獄に落ちると恐怖と不安を煽ったりする
「アラーの神なんてどこにいるのよ!」
イラクで戦争に巻き込まれた女性が泣きながら叫んでいた
生きている間に救われなくてどうするというのだろう
宗教では何も救われない
生きている人の心を救うのはいつだって優しさと美しさだけ
一人でも多くの人が早くそのことに気が付きますように