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感じあうこと、心がつうじあうこと [monologue]

june002


このまま溶けてしまいたい

全て溶かしてひとつになりたい

そう心から願った

でもそれはできないこと

身体の痛みはその人自身にしかわからない

分けあっていたいけど、誰とも共有することができない

それだけでも自分がたった一人しかいないという絶望的なまでの孤独にひきさかれてしまいそうになる

でもできることがひとつある

それは想像するということ

もちろん自分の想像と相手の想いや気持ちにずれがあってピントが外れてしまう時もある

それでもいまこの人はどんな気持ちなんだろう・・・

どんなことを思い考えているのだろうって想像していけば、

きっとだんだん感じてくる

だんだん感じていけば、少しずつ心がつうじあってくる

想像するということは誰かを思うこと

誰かを思わなければ空っぽの心で空っぽの言葉をはいてしまう

「広い宇宙から見たら、そんな事はちっぽけな事」

なーんて、そんなことを平気で言う人は、

宇宙は夜空にだけあるのじゃないってことに気づかなくなってしまっている

人の心だって宇宙のよう

深くて広くて複雑

心ってどこまでつうじあえるんだろうね?

きっと全部は分かってはあげられないのかもしれない

だから分からないことは、分かることでカバーしてあげたい

それでも全てを感じあおうとすることを、

心がつうじあおうすることを止めたり諦めたりはしたくない

最後の最後まで
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