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藍より青し [アンティーク]

「青は藍より出でて藍より青し」

誰しも一度は聞いたことのあるこの言葉

師匠の学識、技量を弟子が(優れて)超えていくことのたとえですが元々の意味は少し違います

人間の本生は悪である(性悪説)と唱える荀子(中国の思想家)の著作の一節に書かれています

性悪説の悪とは悪いことをするという意味ではなく人の弱さのことをいっています

人は本来弱い生きものでありそれ故に利己的であったり、

欲や様々な誘惑に流されやすいのだから、

常に学び続けることによって人格を高め、成長し、正しい道を歩むことの必要性を説いています

青色の染料は藍という植物を原料とします

でもただ藍の葉をそのまま使っただけでは黒っぽい暗い色となり美しい青色は作れません

様々な工程を経ることによって藍から採れた青の染料は原料である藍よりも青く美しくなるのです

この“工程”が人でいうところの修養や教育のことで、

生来の弱さを超え、

人として成長するには教育や本人の努力がどんなに大切かということをたとえているのです

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こちらのピアスにセットされたブルーカルセドニー

ホームページにも書きましたがこの色を出すにはおそらく“工程”が加えられたと思われます

人の手が加えることで得られたものを全て否定するものではないことを伝えたくて、

記事のタイトルを藍より青しにしてみました

よかったらホームページもご覧ください(こちらです→)

“一般的”とは違う、“自分だけのカラー”を大切にするあなたへ

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