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百年、そして千年 [アンティーク]

いま、われわれは千年前の時代背景を、おぼろげながら想像することはできても、
そのころの生活を実感することはできない。
当然のことながら、当時のものを見て驚き、不思議に思い、感嘆することはできても、
それを実用に供することは難しく、すべて歴史のなかの一点として眺め、
その古さを認識して通り過ぎるだけである。
だがそうした歴史の茫々たる流れのなかで、いまもなおわたし達の胸に訴え、刺激し、
新鮮な感動を呼びさますものがある。
「源氏物語」は、まさしくその最たるものである。

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先日読み返した渡辺淳一さんのエッセイより

「千年」を「百年」

「源氏物語」を「アンティークジュエリー」に置き換えても全く違和感がないことに気づきました

百年前に生きていた人、いまを生きる人、百年後の世界に生きている人

どんなに時代が、世界が変わっても美しさを求めるのは人としての真実の思いです

本日お店に掲載いたしましたボヘミアンガーネットピアス

いまから千年後の世界でも輝き続けていることでしょう

人が美しさを求める限り

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時を超えて残り続けるためのもう一つの条件は作りの良さ

こちらの写真(お気に入りのカットです)でお分かりの通り真正面から見ても爪が目立たず、

現代品とは雲泥の差と言っても過言ではないでしょう

ボヘミアンガーネットピアス(こちらからご覧ください→)

オーストリア・ハンガリー帝国、1890年代

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