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一度だけのプレゼント [monologue]

今よりもっと若かったころ、一度だけ化粧品をプレゼントしたことがあります

長い付き合いの友達が初めての子どもを産んで確かまだ2、3か月くらいだった頃

保育士の仕事をしていて赤ちゃんのお世話は仕事で経験はあったのですが、

自分の子を朝から晩まで一日中みるのとでは全く違くてとにかく大変

初めての育児にてんてこまいになっている話を彼女から聞いた僕は、

ベルギー産のちょっと贅沢なチョコレートを贈りました

忙しい時にもすぐつまめますし一口でほっとできたり幸せな気持ちになれるから

それだけにしておけばよかったのですが・・・

もうひとつ一緒に贈ったものがありました

口紅です

後日彼女から連絡があり品物について気に入ってくれて、

よろこんでもらえてほっとしたのもつかの間

赤ちゃんとのスキンシップの関係で今はメイクはできないから、

口紅はもう少し余裕が出たら使わせてもらうね、とのことでした

長い友達付き合いの中でこんな大失敗は初めてで、

今思えば所帯を持ったことのない若い男の勘違いもいいとこですが、

でもその頃は子育てで大変な時期だからこそ、

綺麗になってもらうことが気分転換になって元気が出るんじゃないかなと考えたんです

それ以後誰かに化粧品そのものは贈ったことのない僕ですが、

今年はジュエリーの他にアンティーク化粧小物も少しずつ手に入れたいと思っています

小物としてドレッサーに置くだけにとどまらない現在でも実用できそうなものをです

ジュエリー以上に自分で使うことのできないものですが、

面倒と思う隙など微塵もなく、お化粧をすることがとにかく楽しい

受継いでいただいた方にそう思っていただけるような小物を手に入れたいです

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