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個体と全体 [岡本太郎さんの言葉]

さまざまの条件のなかで、それぞれ彩りは違うけれど、人間はみんな孤独なんだ。
そして、何かの折に、孤独だなあ、と言いようのない寂しさを噛みしめる。
なぜ寂しいんだろうか。
人間はみんな孤りで生まれてきたんだし、結局は孤りで死んで行くしかない。
それが常態であるならば、寂しいはずなんかないのに。
ぼくは、それは人間はひとりだけでは全体になりえないからだと思う。
個体は完結しているように見える。
だが実はそうではないんだ。

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コメント 2

nana_hyr

人恋しいと感じる時、ひとりでは生きていけない、
ひとりで生きては「いけない」のだな、と思います。
孤独を感じる時、案外自分からひとりでいることを選び、
悲しみをより深くしたり、暗さをより濃くしているのかもしれません。
 と、自分に言っている・・・w
by nana_hyr (2012-03-30 12:13) 

Extar12

nana_hyr様

こんばんは。コメントをしていただきありがとうございます。未だに答えの出ない難問です。でも岡本太郎さんのこの言葉は真理のひとつであると感じたので紹介しました。先の「砂の絆」の記事とも絡みますが経済力さえあれば一人で生きていくのにも困らない社会に最近特に急速になったのだと思います。孤独を感じる、でも生きていくのには困らない。良くも悪くもなのですが・・・。
by Extar12 (2012-03-30 19:42) 

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