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カメラにはレンズが一つしか付いてないから [アンティーク]

平面でしか像を捉えることができないけれど

二つある人間の目は立体で像を捉えることができる

目に映るオパールの実作品を写真で再現するのが難しいのはここにあります

見る角度(光が入る角度)が変わるとオパールの遊色効果の出方(見え方)も変わってきます

試しに一度片目を閉じてオパールを見てみてください

右目と左目でオパールの見え方が違っていることにお気付きになるでしょう

人間は左右それぞれの違う遊色効果を頭(脳)の中でひとつの映像として映すことができますが、

カメラではステレオ(立体)アダプターといった特殊なアクセサリーがなければ不可能です

あとは背景と露出の関係にも難しさがあります

背景を黒く、露出もアンダーめにすると色の出方そのものは実作品に近い表現ができますが、

オパールの白い素地まで暗く写ってしまい全然綺麗でなくなってしまいます

普通に撮るとこのように

_IGP3570

標準、アンダー、オーバー、3枚の異なる露出を、

カメラ内で一つの画像としてまとめるHDR撮影で撮った写真がこちら

_IGP3682

白地に金箔が舞いながら浮かび上がるかのような実作品にはまだまだ及びませんが、

“現時点”としては少し上手く表現できたかなと思っています

ひとつの石とは思えなほど、様々に色、形を変えてくれるのがオパールの魅力

オパールの様にいくつもの美しさを併せ持つあなたへ

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